20121029電波新聞1面
エネルギーハーベスト(環境発電)関連デバイスの開発が盛んである。電池レスやメンテナンスフリーを実現する技術として期待が高いが、発電量が微小かつ不安定という課題に対応し、より高い発電効率の素子と微量電力の有効活用素子の開発が進んでいる。ロームは室内照明による太陽電池やキャパシター、無線通信モジュール、電源ICなどを開発、次世代無線通信規格推進団体「EnOcean Alliance」の主幹メンバーともなっている。村田製作所は圧電発電デバイスによる照明用無線スイッチを、アルプス電気は電磁発電と無線通信によるヘルスケア向け「見守りセンシング」を、ミツミ電機は空調ダクトの振動で電磁発電する「マイクロ振動デバイス」を、ニチコンは自然エネルギーの発電変動や電力ピークカットに対応する各種システム、太陽誘電はキャパシターを生かしたワイヤレスセンサーネットワーク、富士通セミコンダクターはピエゾ素子による振動発電に対応した電源ICにそれぞれ取り組んでいる。
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