2014年2月26日水曜日

培養細胞、識別しやすく、容器に直径0.4ミリのくぼみ(バイオVBと福岡県)

20140226日経産業新聞9面

 バイオ関連ベンチャーのSTEMバイオメソッドは福岡県などと、細胞を入れるくぼみを微細化し、細胞を識別しやすくした培養細胞の容器を開発した。容器には、放電加工で微細な約1000個の突起が並ぶ金型を製造し、シリコン樹脂PDMSで容器を形成した。容器には均等に直径0.4ミリメートルのくぼみが並び、ここに細胞を入れて使う。価格は1個数千円程度。

2014年2月21日金曜日

手のひらサイズ、プロジェクター用モジュール(ソニー)

20140221日経産業新聞4面

 ソニーが開発した「ピコプロジェクターモジュール」は半導体レーザーと専用ミラーを使用し、縦52.5、横63、高さ7.2ミリメートルの大きさ、投影距離1mで40インチの画面で映像を投影できる。

2014年2月19日水曜日

タッチや手ぶりで情報入力、指にはめる装置(富士通研究所)

20140219日経産業新聞7面

 富士通研究所はグローブ型のウエアラブル装置を開発した。手首から人差し指にはめて使い、人差し指部分に電子タグ情報を読み取る部分と接触検知センサーがついており、手首部分には手の角度や動きの検知センサーと、外部端末へデータ送信するリーダーが浮いている。電子タグ情報の読み取り、手の甲を反らせる動きで6種類のジェスチャーの識別ができる。保守作業の現場での使用を想定している。

2014年2月18日火曜日

タイヤ空気圧監視装置、台湾パパゴー、日本開拓

20140218日経産業新聞11面

 台湾の車載機器メーカーであるパパゴーはタイヤ空気圧の常時監視システムを日本で発売する。タイヤにセンサーを取り付け、受信はブルートゥースにより携帯電話による方法と、同社のドライブレコーダーで受信する方法がある。欧米では搭載が義務付けられているが、日本では普及が遅れている。

2014年2月6日木曜日

机をタッチパネルに、天板触りPC操作、家具へ応用狙う(埼玉大)

20140206日経産業新聞11面

 埼玉大学の辻俊明准教授は普通の机をタッチパネルのように使える技術を開発した。机の4本の脚に力が伝わる感覚を測定するセンサーを取り付け、力の大きさと力を加えている方向を調べ、机の天板をタッチパネルに見立てるというもの。

3次元複合センサー開発、ウエアラブル端末対応(臼田総研)

20140206日刊工業新聞10面

 臼田総合研究所は、加速度、ジャイロ、方位、光、音、温度の15軸センサーを開発した。ウエアラブル端末に搭載し、業務管理システムや運動測定機器への活用を見込んでいる。

2014年2月4日火曜日

全方向の磁界を同じ感度で検出、3D AMRセンサー開発(村田製作所)

20140204電波新聞1面

 村田製作所はチップ平面と平行な360度全方位同感度で磁界検出できる3D AMR(異方性磁気抵抗)センサーを開発した。これまで3-6個の磁気抵抗センサーを組み合わせて検出していた3D空間の磁界を1個で検出できる。電力・ガス・水道メーターの回転検知、補聴器の携帯電話近接スイッチ向けに供給する。1.45x1.45x0.55ミリメートルのパッケージでサンプル価格は50円。

2014年2月3日月曜日

車載用磁気センサー開発、感度5割向上(SII)

20140203日経産業新聞1面

 セイコーインスツルは感度が5割向上した車載用磁気センサーを開発した。S極とN極の磁界変化を交互に感じ取る「交番検知」型磁気センサーでEPSやパワーウインドウのモーター部分に組み込み、回転速度の検知、オンオフの切り替え等に使う。