2014年5月25日日曜日

微細加工部品の製造受託、神戸大と量産技術(ローム)

20140525日本経済新聞7面

 ロームは圧電MEMSの開発や製造の受託を始める。神戸大学と低コストの量産技術を確立した。

2014年5月23日金曜日

指や腕、マウスに、力の具合、皮膚から検知(慶応大)

20140523日経産業新聞10面

 慶応義塾大学のチームは自分の指がマウスになる技術を開発した。腕輪型センサー2個を間隔を開けて腕にはめ、指で皮膚をつまみあげたり、皮膚に指を押しつけて動かすことで検知する。

2014年5月21日水曜日

デジタルタイプ追加、ウレタン製触覚センサー、ウレタン製触覚センサー連結し大面積で検知(タッチエンス)

20140521日刊工業新聞9面

 タッチエンスはウレタン製触覚センサー「ショッカクポット」にデジタル出力タイプを追加した。ショッカクポットはウレタンを押したりねじったりすると本体底部の発光素子と受光素子が3次元方向の変位を検知する。MEMS3軸センサー「ショッカクチップ」も品種を増強した。

2014年5月20日火曜日

角度センサー参入、電動パワステ細かく制御(TDK)

20140520日刊工業新聞1面

 TDKは電動パワーステアリング(EPS)を制御する角度センサー事業に参入する。ハードディスク用の磁気ヘッド技術を応用し、TMR素子を使用した車載向け角度センサーで、誤差を±0.1度に抑える事が出来る。

2014年5月16日金曜日

「探訪先端研究」半導体バイオセンサー、細胞表面の電荷変化捕捉、細胞の移植前診断に活用(東京大学大学院)

20140516日刊工業新聞21面

 生体の反応を調べるバイオセンサーに、細胞表面の微量な電荷変化を捉える半導体を活用する研究を、東京大学大学院工学系研究科の坂田利弥准教授が進めている。半導体センサーは、細胞から放出される化学物質を、電荷誘導による半導体信号として捕える。デバイス構造としては、半導体シリコンの上に酸化ケイ素の絶縁膜を設置、表面の水酸基イオンで細胞の呼吸で出てくる水素イオンを捉える。表面修飾により、修飾部位の機能に応じて、細胞が放出する化学物質を捕まえられる。細胞の移植前診断のセンサー、グルコースセンサー等の開発を目指している。

車両制御用水晶デバイス、来月めど量産、国内外に専用ライン、電装化進展、16年度に売上高2倍に(セイコーエプソン)

20140516日刊工業新聞10面

 セイコーエプソンは車載向け水晶デバイスとしてジャイロセンサーの量産を始める。同社の水晶デバイスは民生機器向けが12年度で65%と比率が高かったが、自動車の電装化が進展し安定した収益が見込める事から事業を強化するもの。

2014年5月12日月曜日

建物劣化診断システム、五輪需要へ販売攻勢、工場・橋にも応用(富士電機)

20140512日刊工業新聞13面

 富士電機はMEMS加速度センサーを活用した建物劣化診断システムの販売を本格化する。最小で0.02ガルの振動、風等で常時揺れる数ガル程度の振動でも検出できる。XYZの3軸で検出し、長周期振動にも対応する。機械式センサーに比べて価格を5分の1程度とした。建物劣化診断システムは同センサーをビルのフロアに複数取付、時刻を同期させて揺れを検出し、継続的な計測でビル内部の状態を把握し、劣化を判断する。地震や強風など災害時には損傷度を診断する。

MEMSデバイスに進出、圧電薄膜を活用(第一精工)

20140512日刊工業新聞1面:

 第一精工は圧電薄膜を使用したMEMSデバイス分野に進出する。同社は自動車の安全技術向上やスマートフォンの高機能化に伴い、圧電MEMSデバイスによる制御関連部品の需要が拡大するとみている。成膜装置や関連設備を導入し、クリーンルームも整備し、15年中に量産技術確立を目指している。

2014年5月9日金曜日

ウエアラブル向け湿度センサー、計測値のデジタル化一体で(アルプス電気)

20140509日経産業新聞6面

 アルプス電気はウエアラブル向けの湿度センサーを出荷する。感湿膜を用い、電荷の変化活用する静電容量式。同社の湿度センサーはA/D変換する半導体とセンサー素子を一体化し、温度補正回路も組込み、2ミリメートル角に格納したもの。スマホやウエアラブル端末のニーズが強いという。

2014年5月8日木曜日

アクチュエータ事業拡大、スマホ内蔵カメラモジュール用OIS付き本格化(部品各社)

20140508電波新聞1面

 電子部品各社はスマホ等に内蔵するオートフォーカス・カメラモジュール用アクチュエータ事業を拡大している。光学式手振れ補正付カメラモジュール需要の増大に伴うもの。アルプス電気はVCM方式アクチュエータの標準品を強化。TDKもVCM事業を拡大、ミツミ電機はスマホ用アクチュエータを強化している。

2014年5月1日木曜日

センサ用電源不要、ワイヤレス温度センサー(富士電機)

20140501電波新聞3面

 富士電機はセンサ電源不要のワイヤレス温度センサーを開発した。表面弾性波(SAW)が圧電基板上を伝搬するとき、伝わる時間が温度やひずみ等に比例する事を利用したもの。基板上に形成された櫛形電極と、特定の周波数帯域の電気信号をSAWに変換する素子で構成され、送受信機から2.4GHzの信号を送り、戻ってくる信号を処理して温度データを取り出す。8点同時計測が可能、最大通信距離5m、測定温度範囲0-50℃。