20121025日刊工業新聞21面
物質・材料研究開発機構・エネルギー材料部門ハイブリッド材料ユニットの重藤暁津主任研究員は、水を接着剤として金属や樹脂など異種材料を接合できる技術を開発した。接合する材料の表面をエッチングにより均一とし、一定量の水蒸気を入れると表面に水分子が結合する。この両面を合わせて加熱し、脱水縮合反応で接合する。銅、ガラス、ポリイミドのどの組み合わせでも可能で、処理温度が低く、ほぼすべての工程を大気圧下で出来る。従来は材料ごとに別のプロセスで接合していたためコストや時間がかかっていた。今後は完全大気圧化と対応材料の拡大を目指す。
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