20121011日経産業新聞7面
パナソニックが出荷を始めた赤外線アレイセンサーは室温や体温を読み取り、静止している人の存在を検知できる。これまで照明の自動点灯などに使っている赤外線センサーは、焦電型とよぶ温度(赤外線)の変化を検知するもので、物体が動かなければ検知できない。赤外線アレイセンサーは、異なる金属を張りあわせて赤外線を受けた際に金属同士に生ずる電位差を測る素子を使用し、MEMS技術を活用して3ミリメートル四方に縦横8個、合計64個の画素を形成した。細かな温度分布を検出でき、まずは電子レンジで調理した食物の温度検知に供給し、エアコンや介護ベッドの見守り用途等への展開を想定している。
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