20121026日経産業新聞9面
薄膜技術を活用し、がんなど特定の細胞を攻撃する免疫細胞を血液中で特定して回収するチップを富山県工業技術センターと富山大学が開発した。免疫回収率が従来の2~4割が7~9割に向上、1つのチップで約12万個の細胞を採取でき、作業時間も従来の5分から数秒に短縮できる。「透明磁気チップ」と呼び、ガラス基板に10~20マイクロメートル穴が開いた樹脂膜を重ね、穴の底に細胞を吸い寄せる磁性膜を作る構造。透明樹脂の量産は北陸電気工業が担当し、感光性樹脂で穴の開いたチップを生産する。
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