2015年5月21日木曜日

医療関連機器用「マイクロ流路」開発進める(アルプス電気)


20150521電波新聞4面

 アルプス電気は医療関連機器向けに、創薬開発などに使用される分析機器の流路およびカラムをカートリッジ式で実現する「マイクロ流路」の開発を進めている。同社のマイクロ流路は、等価率が高く、自家蛍光が少ない樹脂材料「COP(シクロオレフィンポリマー)」を材料に使用すると共に、接着剤レス、高熱や圧力をかけることなく接合し、高い品質を確保している。

2015年5月18日月曜日

電池交換不要な薄型センサー端末を開発(日立マクセル、リコー、アルティマ)

20150518電波新聞5面

 日立マクセル、アルティマ、リコーの3社は電池交換不要な薄型光発電ワイヤレスセンサーネットワーク端末を共同開発した。温度・湿度・照度など屋内環境をモニタリングでき、二次電池と太陽電池で電池交換不要となる。

2015年5月12日火曜日

”Smart Energy Japan2015” IoT向け実用化間近、振動発電で「電池いらず」、スイッチ設置自由度増す

20150512日経産業新聞2面

 富士電機は無線式モーター故障診断システムの電源として振動発電モジュールを使用している。モーターの振動で発電した電力をキャパシターに蓄電し、送信に必要な電力量に達したところでデータを送る。電池不要で工場のどこにでも設置できる。アルプス電気のスイッチ型発電入力デバイスでは、スイッチを押すことで発電し信号を無線送信する。スイッチ配線が不要で、15年夏には量産を開始する見込み。ムネタカの樹脂系圧電素子は、溶液をスプレーコーティングして圧電素子を形成するもので、曲げたり振動させると発電する。様々なものを発電デバイスに出来、振動センサーとしても利用できる。

2015年5月5日火曜日

圧電圧力波センサー開発、脈波センシングなど、医療分野に提案(太陽誘電)

20150505電波新聞3面

 太陽誘電は圧電セラミックの材料を用いた圧電圧力波センサーを開発した。応用例として血管壁の振動を直接検出する脈波センサーの実証を行っており、ヘルスケア分野での展開を目指している。

2015年5月1日金曜日

ピンクダイヤをセンサーにMRI小型化などに道

20150501日経産業新聞7面

 磁気共鳴画像装置(MRI)の小型化が見込める微弱な磁気のセンサー実現に結びつく可能性があるピンクダイヤが注目されている。炭素原子で構成するダイヤの結晶に窒素原子が入り炭素原子と窒素原子がペアを組む構造を「NV中心」と呼ぶ。NV中心は負の電荷を帯び、電子の磁石の性質(スピン)を持ち、この性質を利用して局所的な磁気を測定できると期待されている。JSTでは2013年から2019年にかけダイヤを用いる新しい生体磁気計測システムの開発を進めている。目標は現在のセンサーの100倍以上の分解能。

高精度バイタルセンサー開発強化、近赤外の波長活用(アルプス電気)



20150501電波新聞3面

 アルプス電気は医療関連用途向けに、近赤外の波長を活用した高精度なバイタルセンサー「ウエアラブル近赤外分光センサ」の開発を強化する。同センサーは体に触れるだけで、脈動や血流、ヘモグロビン度、血液酸素度などを計測可能。16年度上期からの量産開始を目指しており、腕時計型機器や衣服などへの搭載を目指す。