2011年9月30日金曜日

0.1ミリのカプセル量産技術開発、薬剤入り、DDSに応用(東大)

20110930日経産業新聞11
 薬物送達システム(DDS)の実現につながる、薬剤を詰めた微小カプセルを大量生産する技術を東京大学竹内昌治准教授らが開発した。直径0.1ミリのガラス管を試験管内に組み込み、ガラス管にアルギン酸水溶液を、試験官にカルシウム溶液を詰め、試験官を振り回すとガラス管から垂れたアルギン酸水溶液がカルシウム溶液と反応してゼリー状のカプセルができる。アルギン酸水溶液に治療薬を混ぜれば、治療薬入りの微小カプセルを量産できる。ガラス管を工夫するとカプセル内部を6つの隙間に仕切れ、異なる液を入れることができる。これまでゼリー状の微小カプセルを作るには、スポイトを使って溶液同士を反応させており、量産には適さなかった。

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