2011年9月30日金曜日

スマートフォン用超小型マルチ有毒ガスセンサ米国で開発(Synkera Technologies社、米国立研究機関)

海外技術動向
http://www.foxnews.com/scitech/2011/09/28/cell-phones-take-on-silent-killers/
 今日人間は様々な場所で有毒ガス(Silent killer)にさらされる危険がある。火災、ガス漏れの他、有毒ガスが用いられる職場、公共空間でのテロリストによる毒ガス攻撃等々。これらを予知するための有毒ガスセンサはすでに実用化されており、必要に応じて建物に設置されたり、ポータブルガス検出器が備えられたりしている。このたび米国立研究機関やSynkera Technologies社が携帯電話に内蔵できる超小型マルチ有毒ガスセンサを開発した。
 それが活躍する場面は、例えばホテルで寝ている時、火災、ガス漏れ等により一酸化炭素ガス(CO、無臭)が部屋に侵入してくると、携帯電話が警報を発して人を起こすと同時に、消防署へ通報する。
 検出できるガスはCOの他、メタン、シアン系、トルエン、サリン等々があり、日常生活で出会う可能性のある毒性ガスからテロリストによる化学アタックまで、あらゆる場面で起こる危険を察知することができる。
 現在サンプル試作段階にあり、まもなくこのような超小型毒性ガスセンサを搭載した携帯電話が発売されるであろう。
           シリコンベースマルチガスセンサ(含64ナノセンサ)、大きさ 1cm角以下

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