2013年4月17日水曜日

地磁気センサー拡大、愛知製鋼向け、来春から量産(ローム)

20130417電波新聞1面

 ロームは業務提携した愛知製鋼から地磁気(MI)センサーの技術供与を受け、MI素子、MIセンサーの量産に乗り出す。ロームの米子会社カイオニクス社が生産する6軸複合センサーに自社製を使用するほか、ジャイロを組み込んだ9軸センサーや圧力センサーを組み込んだ10軸センサーを製品化する。MIセンサーはアモルファスワイヤを使用する地磁気センサーで、愛知製鋼が開発・生産しており、ホール素子などの半導体センサーに比べて1万倍の感度をもつ。愛知製鋼は磁気センサー市場の拡大を予想し、優れた量産技術を持つロームにMIセンサーの生産を委託し、自社は高感度・高精度が求められる車載や医療市場へ軸足を移す。

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