2011年7月19日火曜日

光で微細模様、樹脂開発、たんぱく質転写(関西大学)

20110719日経産業新聞10面:
 光を当てるだけで済む低コストの微細加工法につながる樹脂素材を関西大学の宮田隆志教授らが開発した。光エネルギーを吸収して収縮する高分子材料で、樹脂に紫外光を当てるとその部分だけ薄くなる。これをスタンプのようにタンパク質溶液につけ、シリコンウエハーに押し付けるとたんぱく質がウエハーに転写された。フォトリソグラフィーに比べて簡便な方法でたんぱく質の微細模様を描くことができる。たんぱく質の粒をチップ状に並べたマイクロチップやマイクロ流路への応用が期待される。

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