2012年11月14日水曜日

マイクロRNA、数十分で簡単に検出、電源不要の小型装置(理化学研究所)

20121114日刊工業新聞19面

 マイクロ流路によるマイクロRNA(マイクロリボ核酸)を短時間で検出する装置を理化学研究所が開発した。マイクロRNAは、タンパク質合成の設計図を持たないが遺伝子発現の調整などに関与し、がん早期発見のマーカーとして注目されている。微細な流路にマイクロRNAを含んだ溶液を流し、密閉した微小空間にマイクロRNAとだけ結合するDNA断片を置き、検出する。電源を使わず、わずかな試料から数十分で検出でき、持ち運びできる。今後、装置の簡素化や検出感度向上に取り組み、実用化を目指す。

0 件のコメント:

コメントを投稿