20121108日経産業新聞11面
多孔性金属錯体という一辺が1ナノメートル角の立方体が整然と並んだ新材料が注目を集めている。狭い空間で化学反応を起こす新たな試みで、基礎科学の印象が強いがさまざまな応用が期待されている。その一例が多孔性金属錯体の内部に特定の気体が入ると構造がわずかに変化して発光する「ガスセンサー」。動力源となる物質を詰め込み、MEMSへ組み込むアイデアもあり、多孔性金属錯体から水をはじく物質を少しづつ放出して水面を動くモーターが発表されている。この研究の中心となっているのが京都大学准教授の植村卓史である。
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