2012年3月16日金曜日

Invensense社モーションセンサ:Android端末用では勝利するもAppleには採用されず

海外産業動向
http://news.investors.com/article/604028/201203121828/invensense-gets-android-mems-business-not-apple.htm
 MEMSモーションセンサは任天堂ゲームへの採用に始まり、今ではスマートフォン、タブレット、テレビリモコンと大型需要が次々と生まれている。Invensenseは民生電子機器用に適したモーションセンサを開発し、この需要の増加にうまく乗った。特にAndroid系スマートフォンでは70%、Androidタブレットでは90%のシェアを得るに至った。しかし最大消費者のAppleに対しては、採用されておらず、ここではライバルのSTMicroelectronicsが採用されている。
アナリストが言うには、Invensennse は集積型モーションセンサ技術でSTMicroに対し6か月のアドバンテッジがある。一方生産コストについてはInvensenseがファブレス方式で生産を台湾に委託しているのに対し、STMicroは自社内生産である。これに関しては、社内生産に方がコストは有利という見方がされている。
 今後のInvensenseの成長見込みだが、6軸、9軸の集積型を武器にスマートフォン、タブレットの拡大に乗り、売り上げをさらに伸ばすであろう。またこの技術を車載やヘルスケア向けに転用することも企画されている。

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