電子機器の発生する電波や熱を利用して発電し、消費電力の削減が可能な電子部品の販売を東京エレクトロンデバイスが強化している。温度差を利用して発電する製品はドイツのマイクロペルト社が開発したもので、1度の温度差で最大110ミリボルトを発電できる。無線通信用ICを搭載しており、外部電源なしで離れた場所から一元管理できる。工場の電力供給監視用途などに引き合いがある。米パワーキャスト社と共同開発した電波を電気に変換する半導体は、携帯電話通話時の800メガヘルツ帯の電波から数ミリアンペアの電力を生み出す。タブレット端末に搭載すれば主電源が切れてもデータ保存やメールの送受信程度は続けられる。米インフィニットパワーソリューションズが開発した蓄電池は厚さが0.17ミリメートルで、微弱な電気の利用に有効だ。
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