2012年8月14日火曜日

植物原料の新型素子、膝に巻いて歩行補助/タッチ画面に応用(帝人と関西大学)

20120814日本経済新聞12面

 植物を原料とする樹脂を使った圧電素子を、帝人と関西大学の田実佳郎教授が開発した。トウモロコシなどを原料とするポリ乳酸という樹脂で作った薄膜と、電極となる導電性の樹脂を交互に挟む構造。電圧をかけて延びる長さは、現在主流のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)製の約2.5倍という。柔らかくて薄く、透明で大面積のシートを作りやすく、かつ安価を実現できる。この素子は有害な鉛を含まないため環境対策上の課題を克服できる。

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