2012年5月25日金曜日

将来有望なモバイル機器用MEMS(Yole社)

海外産業動向
http://www.electroiq.com/articles/stm/2012/05/10-mems-applications-top-100-million-in-2017.html
 携帯電話やタブレットには1台あたり5~10個のMEMSデバイスが内蔵されている。これらのNew MEMSは、将来、モバイル機器の伸びとともに出荷が大幅に増大すると予測される。(Yole社)
モバイル機器は今後ますますその機能が拡大する見通しである。音楽やビデオの取り込み、ネットワークの広がり、ユーザや使い方の広がり等とどまるところを知らない。これらの新機能の創出をささえるのがMEMSと考えられる。
 現在モバイル用主要MEMSはモーションセンサ(加速度、ジャイロ、地磁気)とRFMEMSである。
これに対して近い将来大きく伸びるとされているのは、MEMS発振器、圧力センサ、RFMEMSスイッチ、自動焦点レンズ、9軸集積型モーションセンサ等である。
また将来大きな市場を占めるであろうと予測されているのは、マイクロディスプレイ、環境センサ(温湿度他)、MEMSスピーカー、マイクロ燃料電池、エネルギーハーベスタ、MEMS-RFID、サーモパイル、ジョイスティック、タッチスクリーン等である。
 企業別ではSTMicroelectronicsがモバイル用モーションセンサで好調で。Apple、Samsung他大手機器メーカの受注を広げている。地磁気センサでは旭化成が好調で260M$/年の売り上げを、RFMEMSではAvago社が244M$を売り上げている。
上記の将来MEMSにつていてはベンチャー企業の動向も目を離すことができない。
一方大手半導体メーカが好調なMEMS市場を狙っておりFairchild社はM&A戦略を練っている。

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