2012年5月22日火曜日

患部に薬届ける薬物送達、微粒子、磁場かけ発熱、がん細胞死滅狙う(横浜国大)

20120522日経産業新聞9面
表面に多くの薬品成分を載せ、外から磁場をかけると発熱する、薬物送達システム(DDS)に使う微粒子を横浜国立大学の一柳優子准教授が開発した。微粒子は酸化鉄の化合物で、表面をアモルファスのシリカで覆った構造。様々な薬品成分を化学結合できるので、抗がん剤を付ければ薬で治療できる。抗がん剤が効きにくいがん細胞については、微粒子に磁場をかけると20℃高くなりがん細胞を死滅できる。微粒子を磁力で操る方法も検討している。

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