海外産業動向
http://www.nature.com/news/fda-approves-first-retinal-implant-1.12439
米Second Sight Medical Products社(SSMP)の開発した人工網膜Argus ⅡRetinal Prosthesis System (Argus)は網膜の病気で失明した人の目へ埋め込んでカメラからの外界情報を送信して外界を見れるようにするシステムである。今回日本の薬事に相当する米FDAから認証されたので実用できることになった。
Argusの構成は図にあるようにカメラが内蔵されたメガネと送信システム、目の裏に埋め込む人工網膜は受信アンテナと神経に接触する電極アレイ(60電極)から成る。カメラが捉えた画像情報は人工網膜へ送信され電極から視神経へ送られ脳が画像情報を認識するというシステムである。
現行システムは外付けカメラを用いているが、次世代Argusでは、埋め込み人工網膜の中に1500個のフォトダイオードが形成され、カメラつまり外部の装着部品が不要になるタイプで、現在臨床試験中である。
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