2013年1月18日金曜日

ウイルス簡単測定、産総研がシステム、持ち運び容易

20130118日経産業新聞10面

 産総研とカネカはウイルスやたんぱく質を簡単に計測できるバイオセンシングシステムを開発した。ウイルスを検出するバイオセンサーチップ、光学計測器、スマホなどの携帯端末で構成。チップはフジツボのような形の金が数千個載っており、金の表面を処理することでウイルスやたんぱく質、ホルモンなどを捉える。チップにウイルスが混じった溶液を垂らすと、金にウイルスが吸着する量が増えるに従い、光を当てた時の特定波長の吸収量のピークが変化し、ウイルスの吸着量が分かる。インフルエンザウイルスの検出では、現在実用化している方法より100倍感度が高い。5年以内の商品化を目指す。

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