2015年5月1日金曜日

ピンクダイヤをセンサーにMRI小型化などに道

20150501日経産業新聞7面

 磁気共鳴画像装置(MRI)の小型化が見込める微弱な磁気のセンサー実現に結びつく可能性があるピンクダイヤが注目されている。炭素原子で構成するダイヤの結晶に窒素原子が入り炭素原子と窒素原子がペアを組む構造を「NV中心」と呼ぶ。NV中心は負の電荷を帯び、電子の磁石の性質(スピン)を持ち、この性質を利用して局所的な磁気を測定できると期待されている。JSTでは2013年から2019年にかけダイヤを用いる新しい生体磁気計測システムの開発を進めている。目標は現在のセンサーの100倍以上の分解能。

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