2015年6月17日水曜日

地磁気センサー精度7倍、消費電力は20分の1、スマホ屋内ナビ実現に道(ローム)

20150617日経産業新聞6面

 ロームはスマホの方位測定などに使う地磁気センサーの精度を7倍に高め、消費電力を20分の1とした新製品を開発した。ロームは愛知製鋼と提携してアモルファスワイヤをコイルに使い、電流使用時間を10億分の1秒と短縮した。従来品が測定場所によっては1度以上の誤差が生じるのに対し、0.3度以下とした。屋内ナビゲーションでの活用を目指している。

2015年6月12日金曜日

薄型熱流センサー、感度10倍、部品劣化を診断(デンソー)

20150612日経産業新聞6面

 デンソーは従来に比べて感度を10倍に高めた熱流センサーを開発した。熱流は熱の移動量や方向を示すもの。熱流センサーは薄いシート状で、対象物の表面に張り付け、熱がセンサーを通り抜ける際の表裏に生ずる温度差を電圧に変換する。化合物半導体の材料により感度を高め、薄型化により測定誤差を小さくした。熱流測定により機械部品の劣化診断や、建材の断熱性能評価にも利用できる。

2015年6月5日金曜日

MEMS式ジャイロセンサー、振動や温度変化に強く(シリコンセンシングジャパン)

20150605日経産業新聞6面

 シリコンセンシングシステムズジャパンはMEMS式ジャイロセンサーで、機械式や光ファイバー式に比べて安価で振動や温度変化に強い製品を開発した。振動するシリコンの形状を工夫し、周りを真空状態にすることにより、精度を表すバイアス安定度を毎時0.12度と従来製品の10倍以上改善し、機械式・光学式と遜色無いレベルとした。価格は20万円程と機械式・光学式の数分の一と抑えられた。機械式のように定期点検が不要で、光学式より衝撃に強い。MEMS式は従来は携帯電話や自動車などの汎用品が中心だったが、船舶・航空機、石油掘削などの用途を開拓する。

2015年5月21日木曜日

医療関連機器用「マイクロ流路」開発進める(アルプス電気)


20150521電波新聞4面

 アルプス電気は医療関連機器向けに、創薬開発などに使用される分析機器の流路およびカラムをカートリッジ式で実現する「マイクロ流路」の開発を進めている。同社のマイクロ流路は、等価率が高く、自家蛍光が少ない樹脂材料「COP(シクロオレフィンポリマー)」を材料に使用すると共に、接着剤レス、高熱や圧力をかけることなく接合し、高い品質を確保している。

2015年5月18日月曜日

電池交換不要な薄型センサー端末を開発(日立マクセル、リコー、アルティマ)

20150518電波新聞5面

 日立マクセル、アルティマ、リコーの3社は電池交換不要な薄型光発電ワイヤレスセンサーネットワーク端末を共同開発した。温度・湿度・照度など屋内環境をモニタリングでき、二次電池と太陽電池で電池交換不要となる。

2015年5月12日火曜日

”Smart Energy Japan2015” IoT向け実用化間近、振動発電で「電池いらず」、スイッチ設置自由度増す

20150512日経産業新聞2面

 富士電機は無線式モーター故障診断システムの電源として振動発電モジュールを使用している。モーターの振動で発電した電力をキャパシターに蓄電し、送信に必要な電力量に達したところでデータを送る。電池不要で工場のどこにでも設置できる。アルプス電気のスイッチ型発電入力デバイスでは、スイッチを押すことで発電し信号を無線送信する。スイッチ配線が不要で、15年夏には量産を開始する見込み。ムネタカの樹脂系圧電素子は、溶液をスプレーコーティングして圧電素子を形成するもので、曲げたり振動させると発電する。様々なものを発電デバイスに出来、振動センサーとしても利用できる。

2015年5月5日火曜日

圧電圧力波センサー開発、脈波センシングなど、医療分野に提案(太陽誘電)

20150505電波新聞3面

 太陽誘電は圧電セラミックの材料を用いた圧電圧力波センサーを開発した。応用例として血管壁の振動を直接検出する脈波センサーの実証を行っており、ヘルスケア分野での展開を目指している。