2011年1月28日金曜日

STMicroelectronics社:2010年民生用MEMS売上No.1企業に

2011.1 海外産業動向
http://www.eeherald.com/section/news/nws201101272.html
 iSuppli社の調査によると2010年度の民生用MEMS企業別売上でSTMicroが第一位となった。STMicroの2010年の民生用MEMS売上は対前年比63%増の$353M(約300億円)になった。特に加速度センサとジャイロセンサが牽引した。ジャイロセンサのシェアは2009年1%だったのを2010年は30%に増大させている。最近、製造ラインを拡充させており、8インチラインでMEMSデバイスを150万個/日生産している。
 民生用MEMSの2010年の全体市場は対前年比27%増の$1.6B(約1400億円)で2014年には$3.7B(約3200億円)に成長し、MEMS全体の中でも最も大きな割合を占める見通しである。STMicroの責任者は言った。民生機器用のニーズがMEMSの改革を起こし、STMicroは5年前からそのニーズに沿った開発を進めてきて、これまでの成功に至った。STMicroはいち早くモーションセンサの小型、高精度化を進めてきた。またユーザニーズを深く掌握することと、タイミング良く製造能力の増強を行ってきたことも寄与した。今後は複数のセンサを一つのデバイスに集積化させる複合センサの開発に力を入れると語った。

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