2011年1月7日金曜日

ナノ粒子、自在に張り付け、ペプチドで接着(東大・Siiなど)

20110107 日経産業新聞10面
 東京大学杉山正和准教授、東北大学梅津光央準教授とセイコーインスツル(Sii)のチームは、特定の物質とくっつくペプチド(タンパク質の短い断片)を接着剤に使い、ナノメートルサイズの超微細材料を張り合わせる技術を開発した。実験では数万種類のペプチドから酸化亜鉛にくっつくものを選び、蛍光物質であるカドミニウムセレンにペプチドを化学物質で付け、シリコン基板上の酸化亜鉛にペプチドを使って蛍光粒子をくっつけた。カドミニウムセレンをカーボンナノチューブに代えても接着でき、針の先につければ原子力間顕微鏡の部品として精度向上が期待できる。

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