20110107 日経産業新聞 夕刊1面
導電性の素材を表面に薄く塗布した糸を織り上げて布とし、微弱な電流を流すと全体がセンサーになる新タイプの布を産業技術総合研究所と古川電気工業、東芝機械などが開発した。シーツに応用すれば寝ている人の位置や様子を感知でき、衣類に応用すればハンカチや洋服の一部が携帯端末の操作ボタンや太陽電池になる。独自の微細加工装置を使い直径0.5㎜の一般的なナイロン糸の表面に導電性の汎用素材と電気を通さないフッ素樹脂を塗布し、電気を通す糸を作った。この糸から1mx3mの布を織り上げた。布に電気を通して手で触れると、手と糸の間の電気量が変化し、触れた位置と力が感知できた。
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