2011年1月12日水曜日

ナノサイズの金2重ストロー大量作成法(理研)

20110112 日刊工業新聞 23
 光の屈折率の変化を検知するプラズモンセンサーとして高い感度を示す、ナノサイズの金の2重ストローを大量に作成する方法を理化学研究所が開発した。直径400㎚の円柱を500㎚間隔で並べ、金の塗布とエッチング等を繰り返し2重のストローを形成する。既存の微細加工技術では隙間構造を作ることが難しかったが、2重ストローの隙間距離は自由に設計できる。プラズモンセンサーは生体の分子認識としての応用研究が進められている。この技術はセンサー以外にも太陽電池など光を利用する機能性材料の高性能化にも期待されている。

0 件のコメント:

コメントを投稿