2011年1月4日火曜日

MEMSを産業の豆に(技術研究組合BEANS研究所)

20110104 日経産業新聞 10面
 BEANS研究所はMEMSが体内や屋外でも使える研究に取り組んでいる。ナノテクノロジーとバイオテクノロジーを融合した新作業創出を目指している。米学術誌「セル」に掲載された東大生産技術研究所の竹内昌治准教授の成果は、蛾の性ホルモンを嗅ぎ取る細胞を生きたままセンサーに仕上げたもの。バイオ研究者とMEMS研究者の協力の賜物であり、生体材料の感度や精度の良さを生かした革新的MEMSを目指す。九州大学は太陽電池や液晶に需要が拡大している有機材料にMEMSとの融合を進めている。MEMSの制御技術により、表面に超微細なおわん型突起(ナノドット)が並んだ有機半導体を作っている。太陽電池に使うとエネルギー変換効率が大幅に上がる。

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