20110120 日刊工業新聞 8面
プラスチック射出成型と金属粉末冶金を組み合わせた複合製造技術である金属粉末射出成形(MIM)は、原料に金属微粉末を使用し、大量のバインダーを添加することにより可塑性を持たせて射出成形し、さらにこの成形体を脱脂・焼結して高精度な金属部品を得る。MIMにMEMSなどの半導体製造工程を利用した超精密加工技術を活用したマイクロMIMが欧州を中心に開発され、注目されている。日本は「次世代マイクロMIM」技術を用いた製品を量産化すべき。その一つが、ナノ粉末等の材料を、レジスト薄膜やナノインプリントにより作製した樹脂型に充填し、数㎛サイズのマイクロ構造体を有する三次元複雑形状部品製造法である。
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