2010年9月3日金曜日

iPad次期モデルのジャイロは、STmicro or InvenSense?

2010.08 海外産業動向
http://www.eetimes.com/electronics-news/4206057/Apple-iPad-STMicro-gyro

Apple社はiPad次期モデルのモーションセンシング用に、InvenSense社の3軸ジャイロスコープを評価してきた。しかし最近の情報では、同等の性能を備えるSTMicroelectronics社製のジャイロスコープの採用に傾きつつあるようだ。iPhone4は、同社としてはジャイロ(STMicroelectronics)を採用した最初の製品であった。これによってより高い位置検出精度が得られるようになった。iPadとiPhone4は同時期に開発されたものだが、iPadにジャイロが搭載されなかったのは腑に落ちなかった。EETimesの現行iPad分解分析よりSTMicroの加速度センサの隣に次期モデルを見越して24個の配線用空きパッドが設けてあった。一方iPhone4を分解すると、STMicro加速度センサの横にSTMicroのジャイロが実装されていた。しかしこのジャイロのボンディングパッッドは16個であり、iPadの空きパッド数と合わない。一方InvenSenseのジャイロは24パッドから成り、こちらの方がマッチしている。恐らくAppleは、最初のデジタルジャイロであるInvensense社製を候補としながらもSTMicroにもiPad仕様ジャイロを開発させて最終判断するものと考えられる。

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