2010年9月15日水曜日

「近接場光」で光を変調、機能性シート開発(東大、大日本印刷)

20100915 日本工業新聞 23面
ナノメートル領域で近接する物質間を結びつける特殊な光「近接場光」を利用し、光の変調を起こさせる機能性シートを東京大学大津元一教授と大日本印刷が開発した。シリコンゴムの一種であるポリジメチルシロキサン(PDMS)を使用し、量子ドット型とナノ構造型を作成した。量子ドット型ではシートの湾曲により量子ドット間の距離が変わり、量子ドット間の相互作用が変化し色が変化する。ナノ構造型ではPDMS上に金属ナノパターンを形成し、金属ナノ構造の距離変化により光の振動方向(偏光)の変調効率が変わる。

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