20110609 日経産業新聞 11面:
センサー開発に応用が期待される、低コストの分子制御技術を東京理科大の物質・材料研究機構のチームが開発した。ゴム状素材を引き伸ばし、縮んだ時にできる表面の“しわ”が規則正しい模様になることを利用するもの。ポリジメチルシロキサンというゴムシートの一種を引き伸ばし、酸素プラズマで処理してからゆっくり元の形に戻すと、様々な模様ができた。引き延ばす向きや大きさ、プラズマ処理の長さにより縞模様や縞の幅などは調節できる。窪みの部分に直径500ナノメートルの休場粒子を並べることができた。微細パターンをリソグラフィー等の装置を使わずに安価に構築できる。導電性や光に反応する物質をパターンに沿って並べることによるセンサー開発につながると期待している。
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