2011年6月8日水曜日

光を当てると磁石に、新磁気材料を開発、フレキシブルメモリーに道(東大)

20110608 日経産業新聞 8
 フレキシブルメモリーの開発につながる、光が当たると磁石になる新しい光磁気材料を東京大学の大越真一教授らが開発した。ディスプレーや演算回路も柔軟な材料を使った開発委が進められており、曲げられるパソコンの実現につながる。
 材料は鉄イオンが有機分子の間に入り込んだ構造で、青い光が当たると鉄イオンの向きがそろい磁石の性質をもつ。別の光を当てることにより磁性を失えば光磁気メモリーが実現できる。新材料は粉状の物質で、直径10ナノメートル程度の粒として並べることを想定しており、一粒ごとに光磁気メモリーとなる。

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