2011年2月16日水曜日

ナノマシンコンピュータ実現へ、板バネの振動で演算(NTT)

20110216 日刊工業新聞 25
 ナノメートルスケールのマシンの機械的な振動で演算を行うナノマシンコンピュータに向けたデジタル演算の新手法をNTTが開発した。幅85マイクロメートル、厚さ1.4マイクロメートルの板バネ素子に周波数の異なる二つの振動を入力し、複数の振動を作り出すことで論理演算を行い、出力する仕組み。1個の基本素子で複数の論理演算を同時に実行できる世界初の成果。ナノマシンコンピュータは低消費電力で小型、500C程度の高温でも稼働し、トランジスタで構成する現在の論理回路に比べて回路構成を簡素化できる。

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