2011年2月7日月曜日

水中を泳ぎまわる微粒子、触媒使わず光が動力源(東大など)

20110207 日刊工業新聞 22
 光を照射すると水中を動く微粒子の作成に東京大学と京都大学の研究チームが成功した。直径数マイクロメートルの粒子の半球面にスパッタリング法などで金をコートし、光学的性質が前後で異なる非対称粒子を作り、水中に入れ、光ビームを照射すると粒子が金コート面を後ろに秒速数マイクロメートルの速度でランダムに動く。光の強さで泳ぐスピードは制御できるが、方向はコントロールできない。微細なチップの数マイクロメートル幅の流路で動く物質や、薬物送達システムへの応用が期待できる。

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