2011年3月7日月曜日

尿酸検査簡単に、小型装置、血液1滴で測定(堀場、立命館)

20110307 日本経済新聞 11
 MEMS技術で作った微小な型をプラスチックに押して2マイクロメートルの流路を作り、一滴の血液で尿酸を調べられる手のひらサイズの測定装置を堀場製作所と立命館大学の杉山進教授が開発した。測定時間は1分以内、使い捨てカートリッジに血液をたらし、尿酸値を血液1デシリットルあたり1ミリグラム以下の誤差で測定できる。マイクロ流路にたらした血液は毛細管現象で力をかけなくても流路に流れ込み、尿酸を含む血漿成分を分離でき、これを電極で測る。既存の装置は血漿成分の分離にポンプやバルブを使うので小型でも卓上サイズだったが、本装置では動力もないため小型化できる。

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