2013年10月18日金曜日

1細胞生物学、半導体技術が寄与、再生医療・がん治療に期待

20131018日経産業新聞10面

 半導体製造の微細加工技術による微小流体流路により、細胞を集団ではなく一つ一つの細胞ごとに解析し、再生医療やがん治療に貢献する可能性が出てきた。新たな学問領域「1細胞生物学」が生まれつつある。米フリューダイム社の微小流体流路は直径10マイクロメートル程度の細胞が通る極細の流路を96個チップ状に形成し、96個の細胞を一つ一つ補足できる。さらに、補足した細胞を別の流路に流し込み、DNAやmRNAを解析し、細胞のゲノム変異や遺伝子発現を検出できる。1細胞ごとの培養の経時的な変化を捉えることによりダイナミックなプロセスを明らかにできる。

0 件のコメント:

コメントを投稿