海外技術動向
http://www.electroiq.com/index/display/nanotech-article-display/1198743366/articles/small-times/nanotechmems/industry-news/2011/5/imec-itf__a_world.html
ImecのCEO Van氏は毎年開催されているImec技術フォーラムでナノエレクトロニクスの将来について語った。
半導体デバイス(MEMS含む)の発達により電機のスマート化が進んだ。例えばスマートフォンは現在の位置情報等、人の感覚ではわからない情報を教えてくれる。今後はさらにMEMS技術応用が進み、例えばスマートフォンには、においセンサやガスセンサが内蔵され、現在の空気の質チェック、食べ物の新鮮度、呼気中のアルコール検出等が可能になるであろう。
市場の伸びが期待できるのはタブレットPCである。ラスベガスで開催されたコンシューマエレクトロニクスショーでは80種のタブレットが展示された。また3Dテレビも大きく花が開くであろう。2012年には80%の伸びが予測されている。さらにその次にはホログラフィックテレビが控えており、さらに高度な立体画像を体験できるようになるであろう。ここではNEMSが重要な役割を果たす。
有機半導体デバイスが低コストエレクトロニクスとして新たな世界を切り開くであろう。フレキシブルなディスプレイやサインが街中や家の中で使われることになるであろう。
またナノエレはITの他にも応用が広がるであろう。代表はヘルスケアデバイスである。運動をしてる途中、した後の体調チェックや高齢者の体調管理である。
最後に最も大きなポテンシャルを秘めるのがエネルギー関連である。シリコンがこれまで大きな役目をはたしてきたが、これからは有機半導体等の新材料により低コスト、軽量フレキシブルな太陽電池の応用が拡大するであろう。
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