2011年5月23日月曜日

マイクロロボ、高精度に細胞操作(名古屋大学)

20110523 日刊工業新聞 24

 マイクロ流体チップ内での完全自動操作につながるマイクロロボットを名古屋大学の新井史人教授らが開発した。人工授精やクローン技術における細胞操作に対応するもの。1.1マイクロメートルの位置決め精度と、0.02秒の応答速度を実現した。操作はマイクロ流体チップ上の磁気駆動マイクロツール(MMT)で行うが、流体チップ下面に圧電セラミックスを取り付けて高周波微小振動を加えることで、MMTとチップ表面の摩擦力を低減した。チップ内で細胞の回転や切断、組み立てができる。

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