2011年10月7日金曜日

細胞の立体化技術相次ぐ、産業用ロボを活用、臓器再生一歩前進

20111007日経産業新聞10
 産業用ロボットを活用し、部品を組み立てるように細胞を積み上げて立体的な組織を作り、再生医療に使う移植材料を作る研究が進展している。東京大学の竹内昌治准教授らは、電子部品の基板に接着剤を塗るロボットを活用し、接着剤の代わりにコラーゲンの粒子の表面に細胞をつけたものを注射器に入れ、3次元データに基づいて注射器から細胞隗を一個ずつ押し出して立体組織を作った。佐賀大学の中山功一教授と渋谷工業は、細胞の塊(スフェロイド)を自動的に積み上げるロボットシステムを開発した。血管細胞から作成したチューブは、動脈として動物実験を経て数年内に臨床試験を行う。

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