2011年10月3日月曜日

毛細血管3次元構造再現、フォトレジストをレーザー露光(名大)

20111003日刊工業新聞17
 名古屋大学工学研究科の新井史人教授らの研究グループは、直径2500マイクロメートルの毛細血管の3次元モデル製作技術を開発した。ガラス基板にフォトレジストを成膜し、フェムト秒レーザー露光で血管をかたどった後、ポリマー樹脂で周囲を固めて長方形を作製、フォトレジストを溶かすことで長方体内部に血管と同様な微細中空空間を作る。本技術の応用でマイクロ流体チップの局所的な形状変更が可能となる。3次元モデルと細胞を組み合わせれば動物実験代替シミュレータになり得るため、血管内治療法の開発につながる。

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