2010年11月5日金曜日

STMicroelectronicsとオムロンがガス流量センサを共同開発

2010.11 海外技術動向
http://www.newelectronics.co.uk/article/28993/STMicroelectronics-and-Omron-collaborate-on-flow-sensor-technology.aspx
 STとオムロンはガス流量センサを共同開発したことを発表した。これはSTが開発中のガス流量計に用いられる。
 このデバイスは、オムロンが保有するMEMS流量センシング技術とSTが開発してきたアナログ制御技術を含む。センサ素子内部で温度や圧力の変化を補償する機能を有し、ガス成分の変化の影響も補償することができる。またガス流量計の国際規格である埃の影響の除去する機能も兼ね備えている。このセンサは7.2x8.6cmの回路基板に実装され、高精度と低消費電力を実現している。また内蔵するバルブ駆動用モータの制御の他、温度や振動の補償機能も搭載されている。同回路基板には、パワー制御IC、液晶駆動回路、温度センサ、加速度センサ、発振回路、モータ制御回路も搭載されている。オムロンのマイクロデバイス事業部長である関口義男は「将来の市場拡大が期待されるガス流量計の分野において、STとオムロンは新たなコラボレーションによってトップに立つことができた。」と語った。

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