2010年11月12日金曜日

Invensense社:3軸加速度と3軸ジャイロを1チップに集積化

2010.11 海外産業動向
http://www.electroiq.com/index/display/nanotech-article-display/4588206452/articles/small-times/nanotechmems/industry-
 InvenSenseは、3軸加速度と3軸ジャイロを同じSiチップ内に集積したチップを開発した。さらにこの集積型チップに3軸電子コンパスと9軸モーションセンシング信号処理チップを合わせたモジュールを開発した。
 モーションセンサは、民生機器分野で大きく重要を伸ばしており、スマートフォン、iPAD、TVリモコン、ゲーム用ハンドセット、デジカメ、ビデオカメラ等で応用が進んでいる。これらのアプリにおいては、例えば手の細かい震えまで再現できるように、さらに高精度なモーションセンシングが要求されている。また最近、メーカの供給能力不足もあり、市場の伸びが緩んでいる。
 Invensenseの加速度/ジャイロ6軸集積型センサの特徴は、加速度とジャイロ間の軸調整が容易にできて検査工程が簡略化されるる。またパッケージが小型化されるので低コスト化につながる。さらに3軸電子コンパスを含めた総合的なモーションセンシング信号処理アルゴリズムにより、高精度化され、市場のニーズに答えることができる。
 このセンサは現在サンプル出荷可能な状態である。

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