2011.11 海外産業動向
http://www.techeye.net/hardware/automotive-mems-sensor-market-to-exceed-record-shipments-in-2010
自動車用MEMSの売上は2009年の$501.2Mに対し2010年は32.1%アップの$662.3Mに達し過去最高(2007年640M)を更新の見通しである。
これは2009年が大きく落ち込んだのに対し、明るいニュースである。2014年まで13%の成長が続く見込みである。この成長の要因を探ると、自動車の姿勢制御システム(ESC)、タイヤ空気圧モニタ(TPM)用のセンサの拡大があげられる。ここで用いられているMEMSセンサは、他のアプリケーションにも拡大し、ゲーム機コントローラ、iPod、Segways等に搭載されている。しかし最も大きな用途は、自動車の安全制御システムにあると考えられる。この安全システムは最初に米国と欧州で採用された。これはオーストラリアやカナダにも広がりを見せ、将来韓国、日本にも拡大する見込みである。
自動車用MEMS拡大のための新しいセンサも開発中である。車内環境制御のための空気質モニタやナイトビジョン(赤外線カメラ)、リアビューカメラ用MEMS発振機等である。また駐車時に車両の傾きを検知する加速度センサの採用の動きもあるが、これは現在継続検討されている。
0 件のコメント:
コメントを投稿