2010.11 海外産業動向
http://www.eetimes.com/electronics-news/4210412/Analysts-split-on-MEMS-growth-rate-forcasts
11月3日、4日アリゾナ、スコットデールでMEMS Exective Congressが開催された。その中で、市場予測に関するセッションが行われ、YoleとiSuppliで意見が分かれた。
MEMSデバイスの市場は2010年は、7000億円に達する見込みである。今後5年間は、二桁成長するということで両者の予測は一致した。2014年の市場に関しては両者で異なり、Yoleは$16billion、iSppliは$10billionと予測した。この差が生まれた要因をあげると、Yoleが電子コンパスを含めたのに対し、iSppliは含めていない。マイクロフルイディクスに関し、Yoleはガラス基板、ポリマー基板上に作製されたものを対象にしたのに対し、iSppliはシリコン基板上を対象にしている。さらにiSppliの予測では、ゲーム機器用市場は飽和し、かつ単価が急激に下がるとしている。
両者に共通した見通しとして、有望なMEMSデバイスの市場が急成長すると予測している。その代表は光MEMSで特にピコプロジェクタが民生機器に広がり、大きな成長を遂げるとしている。他に医療機器用センサ(診断用センサ、ドラッグデリバリー用センサ)は年率30%、またビル省エネ用センサは年率25%で伸びると予想されている。
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