2012年9月9日日曜日

フラウンホーファ(IMS):非侵襲ワイヤレス&ウェアラブル血糖センサ開発

海外技術動向
http://www.eetimes.com/design/medical-design/4395648/Wireless-glucose-monitor-aims-to-eliminate-blood-tests
 Fraunhofer Institute of Microelectronic Circuit & Systems (IMS)とオランダの医療機器メーカーは共同で 非侵襲ワイヤレス&ウェアラブル血糖センサ開発を開発した。
 糖尿病患者は毎日数回血糖値を測り必要なインシュリンの量を測定している。この手法では患者の皮膚の炎症を引きこすという問題が生じる。非侵襲型はこの問題が起こらない。
 新開発の血糖センサは汗や涙等の体液から血糖を算出し、ワイヤレス無線機能を備えるので、測定した血糖値の値をレシーバーへ送信することができる。
 検出原理は電気化学法で、酵素によってグルコースを過酸化水素に変換し、その濃度をマイクロポテンショスタットで計測する。
 センサチップサイズは0.5×2.0mmでこの中にポテンショスタットとADコンバータを含む。チップの消費電力は100μAで寿命は1週間から1ヶ月連続計測できる。
電源は外部から非接触給電される。
 次の段階としてさらにサイズを小さくして体内埋め込み型の開発を計画している。

0 件のコメント:

コメントを投稿