2012年9月7日金曜日

圧電材、ポリ乳酸2種で開発、効果はPZTの1.3倍(関西大と帝人)

20120907日刊工業新聞24面

 既存のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の1.3倍の圧電効果を示す、2種類の「ポリ乳酸」から作成する圧電材料を関西大学と帝人が開発した。ポリ乳酸とポリD乳酸が同じ方向の電界に正反対の動きをする特性を利用し、双方のフィルムの間に正極と負極を相互に挟み込む構造。積層する数により圧電効果を制御できる。柔軟性があり大型化・ケイ廊下にもつながり、センサーやアクチュエータの実用化研究を進める。

0 件のコメント:

コメントを投稿