2013年5月3日金曜日

センサーが広げる健康機器の可能性、電子部品各社、次の”柱”に

20130503日刊工業新聞7面

 センサーがヘルスケア機器の可能性を広げており、健康志向や高齢化を背景としたスポーツ・ヘルスケア機器市場の拡大が見込まれ、各社がビジネスの柱へと取り組みを始めている。
 セイコーエプソンは同社の慣性計測ユニット(IMU)を活用したテニスラケットの選択支援を行うシステムを開発した。テニスラケットの持ち手先端に運動解析システム「エムトレーサー」を取り付けスイングすると、センサーがスイングスピードや方向も解析してモニターに表示する。
 村田製作所は心拍数やストレス度合いを計測できる加速度センサー搭載のモジュールや、より安定した脈拍数を測れるバイタルサイン(生体信号)センサーなどを使った用途開発を進めている。アルプス電気も地磁気センサーなど各種センサーや無線通信モジュールを組み合わせたシステムをヘルスケア機器向けに提案する。

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