2011年4月15日金曜日

STMicroelectronics社CEO:将来ビジョンを語る

2011.4 海外産業動向
http://www.efytimes.com/e1/creativenews.asp?edid=61426
 STMicroelectronics CEO Carlo Bozotti  インタビュー
・将来有望な半導体デバイスのアプリケーションは?
 4つの分野をターゲットに置いている。民生用スマートデバイス(携帯機器、家電、タブレット、テレビ)、エネルギー(メネジメント、省エネ)、健康管理、セキュリティ。
・半導体デバイス発展のためのキーテクノロジーは?
 More than Mooreは今後も続く。キーはMore than Moore。ICにMEMS、新材料デバイス(SiC、GaN),3D積層化等の機能を加える。
・携帯機器の低消費電力化が重要。いかにして達成するか?
 もちろん半導体デバイスの低消費電力化は進める。他に太陽光発電インバータの改良、自動車の自動運転等。
・インドのデザインセンターの重要性は?
 インドは市場的にも期待できるし、デジタル機器用半導体、車載デバイスの設計を担っており、全社的にも重要なポジションを占める。
・インドで特に伸びが期待できるアプリは?
 3つの分野をあげる。民生用デジタル機器(デジタルTV、セットトップボックス)、省エネ(照明、電気メータ)、セキュリティ(ID、スマートカード)
・マーケットシェア向上の戦略は?
 今後期待できる分野(上述)でのSTのシェアはNo.3が多い。これをNo.1に持っていきたい。携帯電話、ASIC、MEMS、パワーデバイス等。
・グリーン化戦略は?
 すべての製品にグリーン化の視点を入れている。太陽電池は直接的なグリーン商品だが、さらなる変換効率の向上を目指している。
・今年の重点実施事項は?
 第1に市場エリア拡大、特にアジア全域に広げる。第2に重点投資分野をMEMS、車載用スマートデバイス、スマートフォン用デバイス生産に絞り集中投資する。第3にST-Ericson体制への移行。
第4に新デバイス開発。3DTV用システムオンチップ、車載用マイクロコントローラ、MEMS(ジャイロ、加速度1パッケージ化、MEMSマイク、圧力センサ)、ST-Ericsonスマートフォン、タブレット。
 

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