2015年1月5日月曜日

高分子ゲルでポンプ、定期的に薬を放出、体内で使用(芝浦工大)

20150105日経産業新聞10面

 芝浦工業大学の前田真吾准教授は高分子ゲルが生き物のように動くポンプを開発した。ゲルはアクリルアミドと金属錯体などを混ぜて作り、内部で周期的な化学反応が起きて膨張と収縮を繰り返す。実験では細管にゲルを詰め管内の物質を送り出した。薬を詰めた小型カプセルに内蔵し、始動時間を自由に調整できる。飲み込んだカプセルから数時間おきに胃の中に薬を放出し、飲み忘れを防げる。薬を自動で送るDDS向けに10年後の実用化を目指す。

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