2012年3月23日金曜日

MIG主催MEMS会議in Europe開催、MEMS市場さらなる成長へ

海外産業動向
http://www.eetimes.com/electronics-news/4369667/Panel-MEMS-market-boom
 MIG主催MEMS会議が3月20日チューリッヒで開催され、今後のMEMSの動向について議論された。現在民生用MEMSがMEMS市場の拡大を牽引しているが、今後さらに品種が増えて、拡大が続く見通しであることが指摘された。
 スマートフォン、タブレットはMEMSの最も大きい牽引役である。今後新たに伸びるモバイル用MEMSは、カメラのオートフォーカス、RF-MEMS、MEMS発振器、MEMSスピーカ、環境(化学)センサがあげられた。
 スポーツウォッチメーカのSuuntoから、様々なスポーツ器具やスポーツウェアへのMEMSの応用を期待したい旨の発言があった。
 モバイル用MEMSの爆発(MEMS big bang)で培われた技術が、再び車載用へフィードバックされたり、医療応用へつながったりしている。
ビジネスモデルの議題では、ファブレス企業とファンドリーのペアが今後も発展することが言われた。MEMSファンドリーでは住み分けが行われており、汎用品MEMSの大量生産はTSMC、UMC、GlobalfoundriesのようなICファンドリーが担当する。一方特徴あるプロセスで少量生産されるMEMSはDalsaやMicralyneのようなMEMS専門ファンドリーが担当する。今後もこれらのファンドリーは競合せず住み分けるであろう。

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